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ニキビに並ぶ肌の悩みの定番といえば乾燥肌なのではないでしょうか。
乾燥肌はその名の通り乾燥している肌のことです。
ただ肌が乾燥しているだけでももちろん気になりますが、乾燥肌はさまざまな肌のトラブルを引き起こすきっかけとなってしまいます。
空気が乾燥しやすい時期ですと普段より気をつけなければいけない点が多くあります。
また、自身が気づかないうちに乾燥肌になっているということもあります。
乾燥肌は正しい認識をし、それに応じた対策をしっかり行う必要があります。
本記事では乾燥肌全般に関わることを完全版ということでまとめていきます。
乾燥肌のデメリット
・ニキビなどの吹き出物ができる。
・外的刺激への耐性が低くなる。
・肌の老化を早める。
・肌の感触、見た目が悪くなる。
・化粧のノリが悪くなる。
ニキビなどの吹き出物ができる。
肌の水分量が失われ、皮脂が枯渇するとニキビができなくなるように思われがちですが逆にできやすくなってしまうのです。
乾燥の状態でニキビができるわけではありませんが肌が乾燥していると体は水分量を保とうと皮脂を過剰分泌し、それがニキビをつくってしまうのです。
一見、オイリーな肌と思われるものも実はその反対で乾燥している状態であったりするのです。
外的刺激への耐性が低くなる。
乾燥することで肌のバリア力は急激に落ちます。
非常にデリケートな状態であり、少し触っただけでも強い摩擦となり、ニキビの原因になってしまうこともあります。
肌の老化を早める。
肌が乾燥し、水分が抜けることでたるみやシワ、ほうれい線が目立つようになります。
また、ハリや艶がなくなり、肌の老化を早めます。
肌の感触、見た目が悪くなる。
乾燥肌は乾燥しきっていればカサカサな感触がし、過度の乾燥から皮脂が過剰分泌してしまっている場合はベタベタな感触になってしまいます。
見た目も乾燥しきっている場合は粉が吹いているように見え、過度の乾燥から皮脂が過剰分泌してしまっている場合はオイリーな見た目となってしまいます。
化粧のノリが悪くなる。
乾燥肌は表面がボロボロの状態となってしまっているためファンデーションがうまく塗れません。
また、乾燥している状態を隠そうと濃く塗ってしまうと肌荒れがよりひどくなってしまいます。
乾燥肌の原因
・空気の乾燥
・洗浄力の強い洗顔料
・ビタミン不足
・皮脂分泌量の減少
・紫外線
・ターンオーバーの乱れ
肌の乾燥は肌のバリア機能の低下から招かれます。
バリア機能を低下させてしまうのがこの上記であげたものです。
空気の乾燥
冬のような寒い季節は特に空気が乾燥しやすく、また加湿器を付けずに長い時間エアコンをつけていると部屋がとても乾燥してしまうこともあります。
乾燥したところにいるともちろんのことですが肌も乾燥します。
普段は皮脂膜と角質層で肌の水分は保たれていますが空気が乾燥していると角質層の水分が少なくなり、肌は乾燥してしまいます。
洗浄力の強い洗顔料
洗浄力の強い洗顔料というのは肌への刺激が強い洗顔料とも言い換えられます。
より洗浄力が強い洗顔料を使うことで多くの汚れを取り除くことができる一方で肌は大きなダメージを受けていることもあります。
肌の潤いを保つ皮脂も必要以上に取り除いてしまいます。
ビタミン不足
実はビタミンの不足も乾燥肌を引き起こす原因となります。
ビタミンAやビタミンB群、ビタミンEなどのビタミンを摂取することで肌の調子を正常に保つことができます。
ですがそのビタミンが不足することで肌のターンオーバーが狂い、乾燥肌を引き起こしてしまいます。
皮脂分泌量の減少
皮脂は肌の潤いを保ってくれる重要なものです。
しかし、皮脂が分泌されていることは悪いことであると思われる場合が多く、シートなどで取り除かれやすいのですが、逆に水分量が減少させ、肌荒れを起こしてしまいます。
また、肌上の皮脂は年齢が高くなるほど減少してしまいます。
紫外線
人は日中、空が曇っていたとしても部屋の中であっても紫外線は肌に当たっています。
紫外線はシミなどの原因になることが知られていますが、肌の表面にダメージを与え続け、徐々に肌の水分も失われていくこともあります。
ターンオーバーの乱れ
肌のターンオーバーは肌が生まれ変わる経過、過程のことです。
不規則な生活、偏った食事などによってターンオーバーのサイクルが乱れてしまうと角質層の細胞間にある細胞間脂質などの保湿成分が失われ、乾燥肌を引き起こしてしまいます。
乾燥肌の予防・改善
・部屋には加湿器を置き、湿度を４０〜６０パーセントに保つ。
・洗顔力の強くない洗顔料、保湿重視のスキンケア用品を用いる。
・日焼け止めなどで紫外線対策を行う。
・規則正しい生活、バランスの良い食事をとる。
部屋には加湿器を置き、湿度を４０〜６０パーセントに保つ。
肌にとって適度な湿度は４０〜６０パーセントと言われています。
エアコンなどをつけ、閉め切っている部屋などは特に乾燥しやすく、湿度が４０パーセントを下回っていることが多いです。
そのため、乾燥しやすい時期には加湿器は必須で常に空気の湿度を４０〜６０パーセントに保つようにしましょう。
洗顔力の強くない洗顔料、保湿重視のスキンケア用品を用いる。
「乾燥肌の原因」のところでも述べましたが洗顔力の強い洗顔料を使うと肌への負担がとても強く、必要以上に皮脂を取り除いてしまうため、乾燥肌の原因となってしまいます。
そのため洗顔力の強くない洗顔料を用いるようにしましょう。
具体的にはアミノ酸系、石鹸系、保湿成分配合のものを選びましょう。
また、洗顔後のケアも保湿重視のものを用いるようにしましょう。
化粧水だけでなく、乳液、クリームも塗るようにし、保湿されている状態が長時間継続されるようにしてください。
日焼け止めなどで紫外線対策を行う。
日焼け止めを塗るようにしましょう。
紫外線は乾燥肌になるだけでなく、多くの害を肌に与えてしまいます。
外出する時のみならず、家に一日中いる時でも窓からの紫外線が当たるため常日頃日焼け止めは塗っておくようにしましょう。
規則正しい生活、バランスの良い食事をとる。
これが一番重要であると言えるほど肌にとって最も顕著にあらわれるものとなっています。
どれほど高いスキンケア商品を買うよりも食べるもの、睡眠時間を見直す方が断然効果が期待できます。
具体的にはレバーや豚肉、野菜や果物など幅広い種類のビタミンを豊富に取り入れた食事をとり、適度な運動をし、肌の生まれ変わる時間である午後１０時から午前２時の間には熟睡ができているように睡眠時間を調整することが重要です。
自身の生活習慣を見直すだけで肌のコンディションは大きく変わります。
まとめ
乾燥肌はカサカサな状態だけでなく、オイリーな状態としても肌にあらわれます。
その皮脂を取り除こうとする前に乾燥肌となっている原因を突き止め、そこにあったアプローチをしてあげることで最短で乾燥肌を改善することができます。
自身の肌の状態を表面的に理解し、受け取るだけでなく、そこに至った過程を順を追ってしっかり理解してあげることで正しい対策を行え、悩みを改善できるのだと思います。
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